メルマガで7月7日の21時頃に配信した内容になります。



ご質問ありがとうございます。


1、オシレーター系について

オシレーター系において常々判断に迷うときがあります。
過去の値動きよりも値幅が小さいのに、オシレーター系の指標は大きく動き、反転を意識するラインまで下降(もしくは上昇)する時がありますが、そのような時にチャート上のレジサポラインまではまだ余裕があったとしたらどちらを意識したほうがいいでしょう?
もちろんその時々で、市場が敏感になっているファンダメンタルズやニュース等で状況は変わると思いますが、テクニカルのみの視点としてご教授頂ければ幸いです。


回答

オシレーターは過熱感、しかし価格はサポートやレジスタンスまでまだ距離がある、という場合はサポートやレジスタンスの方を優先して考える方が良いです。したがって、オシレーターの示唆する反転は無視、となります。
過去のチャートを見ると、サポートやレジスタンスまでまだ距離があってもオシレーターの過熱感の水準で反転しているときもありますが、実際にトレードをする場合は、価格の方を優先にすべきです。
「オシレーターなどインディケーター全般はトレードするための補助にしかならず」、それを優先して考えるべきではないです。
システムトレードであれば、インディケーターで勝率の高にシグナルは優先してもいいですが、裁量トレードでは、優先するのは価格になります。




2、メンタル面での考え方について

自身はテクニカル重視派なので、各トレードの敗因分析などを行なって、自身のルール化を実施しています。
その影響もあり、なんとか年間利益が見込めるような状態にはなってきているのですが、下記のような場合に大きく利益を落としてしまう傾向があります。

・連続して損失が続いた際に、負けを取り返したくなる
・大きなトレンド進行時に参入を逃したのが悔しくなり、その後の参入判断が甘くなる
・トレンドが進行して利益が増えている際に、今のうちに利益を積み重ねておかねば、と考え安易な参入が増える/ロットを増やしてしまう
・大きなトレンドが進行した後、そろそろ反転かもと考え、小さな足での反転の動きに乗っかろうとするも、結局大きなトレンドに戻って損切りしてしまう
・兼業で仕事をしているので、疲れてくる木曜日、金曜日に参入判断が甘くなり、損失を抱えてしまう

対処法としては、機械的にルール通り参入と利確/損切りを実行することが重要とはわかっているのですが、メンタル部分がどうしても影響してしまうこともあります。
バカラ村さんのメンタル面の考え方について教えていただけませんでしょうか。


回答

すでに理解されておられるように「機械的にルール通り参入と利確損切りを実行すること」がメンタルの不安定さを回避する方法です。
ですが、頭でわかっていてもなかなかできないのが人間だと思います。
私も昔は勝っても負けても、含み益でも含み損でも、メンタルがブレるときがありました。
ただ慣れなのか資金の増加なのか分かりませんが、徐々に気にならなくなります。
資金が増えれば大負けしたとしても、そこまで増やせたからまた増やせると考えたり、最悪引退したとしても生きていける、と考えるため、メンタル面で不安は減ってきます。
メンタルのブレを軽減するのであれば、スキャルピングの方がメンタルはブレにくくなります。スイングはポジションの保有時間が長いため、その間にいろいろと考えてしまいますが、スキャルピングであれば考えている暇は短いため、不安に思うときにはすでにポジションを手仕舞いしていることが多いです。
ただスキャルピングであったとしても、その日の最初に負けると、それを取り返そうとエントリー数が増えることはありますが。
あとは、ポジションの量を少なくすれば、精神的な不安は減ります。この方法が最も良いとは思いますが、ただ面白みに欠けるのは仕方がないとは思います。
それ以外では、FX関連の本を読むこともあります。本を読んでいれば自分が安易なトレードをしていることに気が付くこともあります。